高鍋めぐり
高鍋町美術館・齋藤秀三郎展
高鍋町美術館で企画展・齋藤秀三郎「文明キャベツ」を見てきました。
行く前は生意気ながら「理屈で作った作品なのかな」などと思っていましたが、芸術は生で触れないとダメですね。
感想は、”恐ろしかった”。
文明キャベツも灯籠の作品も怖くて…でも何に恐れているのかは無自覚。畏怖に近いのかな。
畏怖する対象はいくつかあると思うのだけど、一番はお会いしたことのない作者の精神的凄みみたいなものを感じました。
でありながら
大きな葉が命を包むように一枚一枚重なり合って、大きな玉をつくっているのにユーモアを感じた
というまなざしをキャベツへ向けるところがとても面白いなと感じました。
舞鶴公園:高鍋城(舞鶴城)跡地
高鍋町美術館のすぐ近くに舞鶴公園と呼ばれる高鍋城(舞鶴城)跡地があります。入り口の石垣が白くて角ばっていたのだけど、あれは新しいものなのかな?石垣上に植わっている柿の実が真っ赤に色づいていて、形は丸っこくて可愛らしかったです。
名前を忘れたのだけど、刀刃の跡が残った古い石像があり、そこへ至る道にも風情がありました。植物がびっしりと表面を覆った大きな石の側につわぶきの黄色い花が咲いていたり、灯籠があったり。あれが灯るときっと美しいだろうな。
そのすぐ近くには萬歳亭はなれという秋月家11代当主種樹公の住家で、種英公(種樹公の次男)が書斎として愛用したという建物が残っています。ここもとっても素敵でした。何よりお庭!
ここは梅の季節に来るといいですね。ぜひその頃にまた来たい!
中庭には水琴窟があります。
城跡の方にも登りたかったのですが、けっこう急で、お腹もすいていたこともあり、今度は登れる服装で来ようと思います。桜の季節もきっと美しいだろうなあ。
樹齢500年の大クスもありました。台風で枝が折れてぶっ飛んだらしく、その枝がそのまま展示されていたのですが、「枝」なのにものすごく大きくてたまげました。
南九州初の自家焙煎珈琲エルザ
念願のエルザにも行きました。1964年、東京オリンピックの年に開店した南九州初の自家焙煎珈琲店なのだとか。
看板だけでも素敵やけど、店内むっっっちゃ素敵!!!
特に昭和レトロが好きな方、ぜひ行って!!
写真はありません(笑)
店内の様子を知りたい方はテゲツー!さんにレポがあったのでもしよかったらこちらをどうぞ。
記事内でまさ美さんが食べているホットサンドイッチ、私も食べたのですが、むっちゃ美味しかったです…。美味しいだけじゃなくてボリューミーで、お腹がいっぱいになりました。ぜひ食べてね。
大坊勝次・森光宗男『珈琲屋』が置いてあったので買いました。サイン本なんです。
帰りに日向のほんだらけにも寄って、素敵な一日でした。