「夢」は「私」
雨が恵みの水となり、大地に命を育てます。
涙は命の水となり、私の心を育てます。
ほろりと涙が零れたら、
大事に抱きしめ愛しましょう。
あなたがあなたへ帰るとき
わたしがわたしへ帰るとき
いのち/作詞:逸枝 作曲:逸枝
涙することが多い日々の中で、逸枝さんの唄を聴いたなら、きっと素直になれるでしょう。
私が涙を流すのも、それは自然の摂理だからだ。
そう思えたから、きっと私はもうどんなにつらいことや悲しいことがあったって大丈夫。
なんだかいまはそんな気がします。
この日、私はノベオカ一箱古本市に「古書ひらく」として出店していました。
共同主催のTさんと、「一箱古本市を延岡でしたいですね」と言ってはじめて会合を開いたのは、桜のつぼみが膨らみかけた今年の春のことでした。
自分のことになりますが、この半年余りを駆け抜けてきた中で、つらい思いや苦しい思いもたくさんしたけれど、そのすべてがこの日に結実したような気がします。同時に最初からそんなこと必要なかったのかもしれないというような気もします。
私は夢で生きています。死んでゆく日まで悩みながら
私は夢を信じます。私にはそれしかないのです。
その夢は笑ってしまうほど、大きな大きな野望です。
その夢は今日も私です。それ以下でもないのです。
涙で飯を食う日には/作詞:逸枝 作曲:逸枝
私の夢はここにあって、ここにいる私そのものです。だからどこにも行く必要がない。ここにいて、自分の好きなことで好きな形で好きな人と出会って生きていったらいい。
ああ、私はずっとこれがしたかったんだ。
模索して追い求めていたものは、すでにここにあった。
そんな夢の中にいるような1日でした。
私は本が好きです。人と比べてたくさん読んでいるわけでもない。大した知識もない。だけどやっぱり本が好き。
何より本を通して出会った人たちのことが大好きです。
こんな風に思える日が来るなんて、思いもしなかった日々も過去にはありました。
こんなに素敵な景色を見せてくれた本が、やっぱり大切で、特別で、これからもずっと本と共に歩んでいくのでしょう。
感傷的になってしまったけれど、これが私の本音で、結論です。ここが私の起点となってまたこの先の人生が始まります。
陽がのぼる。君にぼくに朝がくる。
うまれる。君とぼくがはじまる。
Good Morning/作詞:逸枝 作曲:逸枝